うねる白髪を発見…原因と対策を専門家が解説!目立たなくするには?

鏡を見ていて、ついつい気になってしまう「白髪」。40歳前後になると、白髪についての悩みが段々と増えてくるのではないでしょうか。白髪には飛び出すように生えたり、黒髪より太かったり、様々な特長がありますが、なかでも“うねり”の原因をご存じですか?

そこで今回は、毛髪診断士・認定指導講師をされている伊熊奈美さんに、白髪がうねる原因についてお聞きしました。髪を労りながらもポジティブな気持ちで過ごせるように、白髪についての悩みを解決していきましょう。

白髪と黒髪、髪質の違いって?

白髪と黒髪、髪質の違いって?

そもそも、白髪と黒髪にはどんな違いがあるのでしょうか。

伊熊さん「白髪と黒髪の最大の違いは、メラニン色素があるかないかです。白髪は色素を持たないために実際は白ではなく透明なんですよ」

生まれたばかりの髪は、メラニン色素が含まれていないため全て白髪。毛根で髪が成長するときに、細胞からメラニン色素を取り込むことで髪は色がつくのだそう。

白髪はなぜうねる?

白髪はなぜうねる?

白髪にはメラニン色素がない分、質量が軽いから

伊熊さん「白髪にうねりが出るのは、髪の内部に空洞ができ質量が軽くなっているためです。白髪にはメラニン色素がない分、黒い髪よりも白髪のほうが質量が軽くなっています」

黒髪に比べて軽い分、浮いているように見えるのかもしれません。

白髪の断面は扁平になりやすいから

伊熊さん「白髪は断面が平たい傾向になっているのも特徴のひとつで、毛髪にゆがみが生じやすくなります。結果として、それがうねりにつながっています」

日本人の髪は、円形に近い断面を持っている方が多いそう。断面が正円に近いほど、髪の毛はまっすぐに伸びるため直毛になりやすいのだとか。一方で、白髪になるとその円形から扁平になってしまい、伸びた髪はうねるように。この原因は明らかになっていないようです。

しかし、伊熊さんいわく上記の白髪の特徴が、うねりを引き起こす全ての原因と断言できないとのこと。

白髪を直毛にしようとするよりは、白髪そのものを予防するような対策をした方が良さそうです。

うねる白髪はヘアアレンジで対策

残念ながら白髪の“うねり”はまだ研究途上のため、根本的な解決は厳しいよう。うねった白髪と上手に付き合っていくために、気にならないヘアスタイルをご紹介します。

トップにボリュームを持たせる

トップにボリュームを持たせる

スタイリング剤をつけた髪の艶感で白髪を馴染ませつつ、トップにボリュームを出すことで、分け目のうねった白髪を目立ちづらくするスタイリングです。根元を2~3センチほどつまみ上げ、ボリュームをキープさせるために、根元にスプレーするのもおすすめです。表面にパーマをかけるとよりスタイリングしやすくなりますよ。

パーマをかける

パーマをかける

パーマをかけることで髪全体に立体感が生まれ、うねった白髪をぼかすことができます。根元の白髪が気になるときも、パーマがかかっていることで髪の分け目が目立ちにくくなりますよ。

伊熊さん「前髪を作ったり、ノーパートのスタイルにする、あるいはターバンなどのヘアアレンジで白髪の根元が目立たない髪型にしたりするのもおすすめです」

毛髪診断士が教える白髪対策

毛髪診断士が教える白髪対策

日常で取り入れたい白髪対策

では、そもそも白髪を対策するためにどんなことができるのでしょうか。日頃からルーティンとして取り組みやすい対策を伊熊さんにお聞きしました。

伊熊さん「頭皮環境をよくする(正しい洗浄と保湿)、マッサージなどで巡りを高める、UVケアなどで酸化を防ぐ、たんぱく質、特にチロシンというアミノ酸を意識して摂るなどになります

以上のように、白髪に対して正しい方法でケアをしていくことが大切です。白髪はたしかに気になるものですが、それをきっかけにヘアカラーを取り入れたり、普段はしなかったヘアスタイルに挑戦したりしてもいいかもしれませんよね。

見た目が自分でも素敵だと思える状態だと、自然に笑顔があふれていきます。ライフスタイルを彩るのに、髪の毛の役割は大きいと言えるのではないでしょうか。

これからうねる白髪が生えてくる頻度が減るように、お伝えした4つの対策をぜひ試してみてください。

監修

伊熊奈美さん

1972年生まれ。美容エディター・ジャーナリスト。日本毛髪科学協会毛髪診断士認定指導講師、国際毛髪皮膚科学研究所毛髪技能士。20年以上に渡り、女性誌・新聞・web等で美容分野の記事を編集、執筆、監修する。特に、現代の毛髪科学に基づいたヘアケア知識を女性のリアルな生活に取り入れやすく提案、講演活動も行っている。また、多くの化粧品や美容機器等に触れてきた経験から、美容関連企業における製品開発のディレクション、コンサルティングなども行う。Instagram

#ヘアカラーリング をもっと見たい方はこちら

【出典】Andrey_Popov、kei907、megaflopp / Shutterstock