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髪をツヤツヤに!パサつき・傷みを抑える「ツヤ髪ヘアカラー」とは?

髪をツヤツヤに!パサつき・傷みを抑える「ツヤ髪ヘアカラー」とは?

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若い頃はちょっとしたダメージもスタイリング次第で解消できていたのに、ここ数年は髪のパサつきが解消されない……。そんな悩みを抱えている女性は多いのでは? 日々の生活に追われて髪を乾かすのが精一杯。髪に手間をかける時間が取れない人も多いはず。

そこで今回は、髪がパサつく原因と解決法についてレクチャー。さらに大人の悩める髪の扱いに得意な大阪の美容院『riff design labo』の仲村悠子さんに、手軽にツヤ髪が作れるオススメのヘアカラーを提案してもらいます。

目次

スタイリング提案

riff design laboディレクター

仲村悠子さん

お客様のもつ個性を引き出すスタイル提案で多くの女性から支持。インスタグラム「@riff_nakamura」でも個性を生かした幅広いヘアスタイルを掲載。

髪が傷むとパサつく原因は?

そもそも、髪のダメージが進行するとパサパサしたり、ゴワついた手触りになったりするのはナゼなのでしょう。

仲村さん「髪の一番外側にはキューティクルという組織があり、髪の水分保持や髪内部の栄養分などを閉じ込める働きがあります。正常な状態のときはウロコ状のように一定方向に重なり合っていますが、キューティクルが損傷してしまうとキューティクルが開いた状態になってしまいます。

開いたキューティクルにはすき間ができるため、内部の組織にも損傷を与えてしまうことに。必要な髪内部の成分流出や水分保持力の低下につながり、ツヤのないパサ髪になってしまいます。さらにダメージが進行すると、枝毛や切れ毛、広がり、うねりなど、さまざまな髪の悩みへとつながってしまうのです」

髪にダメージを与えてしまう習慣5つ

髪のパサつきを解消させるためには、ダメージを作る原因を作らないこと! では、髪のダメージを引き起こす原因について仲村さんにご紹介いただきました。

1.ドライヤーやアイロンを使うことによって生じる熱ダメージ

仲村さん「最初にお伝えしておきたいのは、ドライヤーで髪を乾かすのは決して間違いではありません。タオルドライだけで済ませる方が、髪はもちろん、頭皮にもダメージを与えてしまうでしょう。問題は、ドライヤーの使い方。長時間同じ場所に高温の温風を当ててしまったり、毛先ばかり集中して乾かしたりするのはNG。

また、ヘアアイロンも使い方を間違えるとダメージの原因になります。長時間アイロンのプレートを髪に当てていると、髪を硬くさせてしまいます。というのも、毛髪組織の大半を占めるタンパク質は高熱に弱いため。一度硬くなった髪は元には戻らないので要注意!」

2.シャンプーの使い過ぎ&洗い過ぎ

仲村さん「泡立ちが悪いからとシャンプーをたくさん使ってしまったり、朝晩のシャンプーを習慣にしたりしている人は気をつけて。必要以上のシャンプーを使った洗浄は、髪や頭皮に必要な潤いを奪ってしまい、乾燥しやすい状態になってしまうでしょう。

シャンプー前にはしっかり余洗いをして、毛髪全体に水分が行き渡るようにしてからシャンプーを使うのが大前提。こうすることで、泡立ちが良くなり、しっかり洗い流すことができます。泡立ち不足による髪の摩擦もないので、ダメージを回避することもできます」

3.頭皮のベタつき、乾燥、かゆみ、炎症などの放置

仲村さん「頭皮の乾燥やベタつき、さらには炎症が起きている状態など、頭皮環境の乱れは髪のダメージにも大きな影響があるでしょう。 頭皮が不健康な状態になることで、髪が正常な状態で生えなくなってしまいます。

頭皮トラブルを感じたら、頭皮エッセンスを使うなどの対策を行ってみて。それでも解消されない場合は毛髪診断士やクリニックに相談をして早急な解決をおすすめします」

4.紫外線ダメージ

仲村さん「紫外線ダメージは、肌はもちろん、髪にも大きなダメージを与えます。髪に強い紫外線を浴びることでタンパク質が壊されてしまい、キューティクルが損傷してしまいます。その結果、髪の水分が失われてパサ髪の原因になることが考えられます。

ちなみに紫外線は髪が濡れた状態で浴びるとさらにダメージが強くなるので要注意。日差しが強くなる季節には日傘や紫外線対策スプレーなどを活用しましょう」

5.過度なパーマやカラー

仲村さん「近年では髪に優しい薬剤が多く出ていますが、それでも頻繁にパーマやカラーをしていると、薬剤に入っているアルカリ性がキューティクルに損傷を与えてしまいます。また、髪の健康を維持するケラチン成分が切断されてしまうため、内部の栄養素が流出してしまいがち。

パーマやカラーをしたあとの髪は、いつも以上にヘアケアを丁寧に行うことが必要です。

他にも更年期による髪質の変化や産後のホルモンバランスの乱れ生活習慣にムラがあると、髪のパサつきの原因になります」

傷んだ髪、パサつく髪を解消する対策法とは?

髪にダメージを与えてしまう悪習慣とその対策法を実践しても、まだまだパサつきが解消されない! そんな人には仲村さんオススメ、確実に髪に潤いを与える決定的な秘策を試してみましょう。

(1)ツヤ髪を叶えるヘアカラー
(2)美容院でのトリートメント
(3)自宅で行うホームケア&アレンジ

(1)と(2)はプロの力を借りた対策法です。そして(3)のホームケアも、時間をかけずにササっとできるお手軽なもの。

では、それぞれの対策法を早速ご紹介しましょう!

ツヤ髪を叶えるヘアカラー2選

髪にツヤを与えるカラーのポイントは2つ。1つは暖色系で、ブラウンを多めに調合したカラーチョイス。そしてもう1つがやや暗めのカラー設定にすること。

中でもオススメなのが、顔色をワントーン明るく見せる『ピンクブラウン』と、こなれ感を与える『アッシュベージュ』です。

ここからは『riff design labo』の仲村悠子さんの解説つきで説明します。

ツヤ髪と同時に透明肌も叶える『ピンクブラウン』

BEFORE

AFTER

髪全体にパサつきが目立ち、まとまりのない状態のモデルさん。まだ33歳という年齢にも関わらず、アイロンを当てるのもためらうほどの乾燥状態だったのが、カラーリング後の髪は一気にうるツヤに!

仲村さん「パサついた印象を解消させるために、落ち着いたブラウンベースのカラーを与えました。フェミニンな顔立ちに合わせてピンク系のカラーをチョイス。顔に血色感が生まれ、優しい印象を際立たせています

さらに大きなポイントとしては、顔周りに入れたレイヤーが引き立つよう、細かく入れたハイライト。

仲村さん「髪に厚みが欲しかったので、レイヤーは顔周り中心に動きが出るように入れて、後ろはくびれが出るようにシルエット補正。これでも十分躍動感がある仕上がりになるのですが、簡単なスタイリングでもしっかり動きが出るように、表面に細かいハイライトを入れました。極細なラインなので色浮きがなく、自然な仕上がりなのでオススメです」

1回染めただけで、パサつき髪に潤いが! さらにピンクブラウンはくすんだ顔を明るく見せるため、普段はあまりメイクをしない人にも最適。日々の生活に追われてヘアメイクに時間をかけられない人にうってつけのヘアカラーです。

パサつきを解消して若見えも『アッシュベージュ』

BEFORE

AFTER

長らくヘアカラーを放置したため、すっかりプリン状態。ダメージも進行していて、パサつきだけでなく広がりも気になるところ。そんな残念スタイルが、カラー&くびれカットで一気に若見え!

仲村さん「ヘルシーな彼女の雰囲気に合わせ、カジュアルさのあるアッシュベージュをチョイス。アッシュは顔色を悪く見せたりパサつく印象があると思いますが、ブラウンの配色を多めに設定することでツヤを与えることができます」

髪のツヤはもちろん、表面に施したハイライトの影響でさり気ない動きを与えたスタイルに。結果、39歳とは思えない、若々しい雰囲気に見事シフトチェンジ!

仲村さん「ツヤ重視のデザインを意識すると、どうしてものっぺりとした印象になりがち。そこで部分的にハイライトを投入して躍動感を与えました。ツヤを与えるカラーと立体カラーのミックスで、華やぎ感のあるスタイルに。重さを軽減させるため、首元がくびれるようにレイヤーを入れたカットスタイルと相性バツグンです」

カラーでツヤ感だけでなく広がりをカバー&カットでミニマムなシルエットを叶えたスタイルは、小顔効果もバッチリ! 毛量が多くて扱いに困っている人に最適です。

ツヤ髪ヘアカラーを目指すなら「サロントリートメント」がおすすめ

ツヤ髪を少しでも長くキープさせたいなら、美容院で行うトリートメントを検討することも大事。

サロントリートメントには様々な種類がありますが、カラーキープにおすすめなのが毛髪補修成分・シスチンを配合した薬剤を使用したもの。その中で特に注目を浴びているのが『BYKARTE(バイカルテ)』です。

 独自技術の(CiP SHOT)※により、 毛髪補修成分シスチンそのものを、ダイレクトに毛髪内部にシスチンを補充。様々なダメージから、髪本来の素髪のような扱いやすい髪に導きます。

自宅でのカラーケアに自信がない人は、ぜひ一度試してみてはいかが?

  • バイカルテサロンケアに含まれるテクノロジーです。

自宅で簡単にできる、編集部おすすめホームケア

サロントリートメントは興味があるけれど、やっぱり敷居が高いかも…。そんな人はホームケアにひと工夫!

サロントリートメントでも紹介したBYKARTEには、ホームケアシリーズもあります。美容院でのケアと併せて取り入れるのがおすすめです。

BYKARTEホームケアシリーズ

PPT由来の洗浄成分をバランスよくリッチに配合。ダメージヘアを洗いながら補修するシャンプー

リペアシャンプー FH+軟毛用 しなやかな洗い上がり
280mL/4,180円

リペアシャンプー CH+普通毛~硬毛用 やわらかな洗い上がり
280mL/4,180円

髪の内も外も補修して理想的な質感を持続させるトリートメント

セラムトリートメント SS+指どおり さらさらタイプ
サラッと指通りがよい扱いやすい髪へ
250g/4,180円

セラムトリートメント MS+うるおい まとまりタイプ
やわらかくまとまる扱いやすい髪へ
250g/4,180円

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また、動きを与えたい部分には、オイルを使ったスタイリングがオススメです。

自宅で簡単にできる、ツヤ出しスタイリング

オイルでツヤ感を強調

仲村さん「髪全体にオイルをなじませてから強調したい部分や乾燥してしまいやすい部分に
ポイントでつけることで、立体感を与えると当時に、ツヤ感を強調させることができます」

毛束はあまり多く取らず、少しずつ束を作るのがポイント。根元はつけず、毛先にしっかりつけるのがコツ。

スタイリングのときに使うことで、より一層潤いが増して、ツヤツヤ髪が実現!

今回は、ホーユー株式会社のNiNEマルチスタイリングオイルリッチを使用して頂きました。

NiNE マルチスタイリングオイルリッチ 重さのあるツヤ感が持続する「リッチ」。しっかりとしたウエット感を表現しながら、指通りのよい仕上がり。

仲村さん「髪の乾かし方にもひと工夫を。タオルドライした直後にドライヤーで髪を乾かす習慣は絶対につけて。毛先に風を当てるのではなく、根元に風を当てて髪を動かしながら乾かすと早く乾きます。8割ほど乾いたら、一度手ぐしで髪を整えて、今後は温風と冷風を交互に当てて。最後に冷風を当てるのがコツ。キューティクルがしっかり閉じて、手触りの良いツヤ髪になりますよ!」

乾かし方にちょっとしたひと手間を加えるだけなので、このテクニックは習慣づけて欲しいところ。そしていまやスタイリング時には欠かせない、アイロンの使い方にもポイントが!

オイルの上からアイロンで動きをつける

「髪に軽くオイルをつけたあと、低温でアイロンを軽く滑らせるとツヤが強調されます。さらに動きをつけたい部分は細かく取ってカールをつけます。細かく取ることで低温でも髪に動きがつけやすくなり、同時にダメージも最小限に抑えられます」(riff design labo/仲村悠子さん)

動きをつけたい部分は、毛束を少なめに取るのがコツ。カールさせたらすぐに毛束を離すのも忘れずに!ツヤ髪を叶えるヘアカラーと正しいケア方法さえマスターすれば、誰でもパサつき知らずの理想の髪質に! 早速試してみてはいかがでしょう?

スタイリング提案

riff design laboディレクター

仲村悠子さん

お客様のもつ個性を引き出すスタイル提案で多くの女性から支持を集める。

【出典】Tomoko Hagio、zak、KiRi /PIXTA (ピクスタ)

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